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変圧器について

変圧器とは、交流電力の電圧を変換する器具です。トランス、トランスフォーマー、変成器などとも呼ばれます。
より正確には、「交流電力の電圧の高さを電磁誘導を利用して変換する電力機器」となりますが、厳密に解説しようとすると電気関係の専門用語のオンパレードになって、難しくなってしまいますので、ここでは基本的な項目を、できるだけ簡単にご説明したいと思います。

変圧器の種類

■ダウントランス

ダウントランスとは、海外の電源電圧を日本の電化製品の電圧に合わせるための変圧器です。降圧変圧器などとも呼ばれます。

海外の電源電圧 は120V〜240Vで、日本の電源電圧(100V)よりも高圧なので、海外で日本の電化製品をそのまま使うとショートしてしまいます。これを避けるため、海外の電源電圧を日本の電化製品の対応電圧まで下げる機械が必要となります。これを行うのがダウントランスです。

■アップトランス

アップトランスとは、日本の電源電圧を、海外の電化製品の電圧に合わせるための変圧器です。昇圧器やステップアップトランスなどとも呼ばれます。

日本の電源電圧は100Vで、海外の電源電圧(120V〜240V)よりも低圧なので、日本で海外の電化製品は電圧不足のため使用できません。使用するためには、日本の電源電圧を海外の電化製品の対応電圧まで上げる機械が必要となります。これを行うのがアップトランスです。

■トランス式と電子式

変圧器には、中に巻かれたコイルで変圧するトランス式(コイル式とも呼ばれます)と、電子回路で変圧する電子式があります。

電子式変圧器は、トランス式変圧器に比べて軽くて容量も大きいため便利に思えますが、アイロンなどの熱器具にしか使えないという致命的な欠点があります。 もし仮に、パソコンやデジタルカメラなどのAV機器に使用した場合、変圧器もAV機器も故障してしまう可能性があります。

一方のトランス式変圧器は、容量が大きくなればなるほどコイルの量が増え、大きく、重くなっていきますが、構造がシンプルなため、容量さえオーバーしなければ、大半の電化製品を使用することができます。

なお、コウベサコム・海外電気CLUBでは、海外向けの電化製品を長く取り扱ってきた専門店として、お客様に電化製品を安全に、安心してご使用いただきたいという観点から、トランス式変圧器のご使用を推奨しております。

変圧器の入力と出力の差込口について

変圧器の入力と出力は、どっちがコンセントに差す側で、どっちが変圧器の差込口か分かりますか?
上記の「ダウントランス」や「アップトランス」の項目をお読みいただくと、例えばダウントランスは、「海外の電源電圧を日本の電化製品の対応電圧まで下げる機械」と説明されています。この流れを入力・出力という点でわかりやすく すると、海外の電圧(120V〜240V)を「入れて」、日本の電圧(100V)として「出す」機械という意味になります。

これを図にすると、下のような状況になります。
  • 壁のコンセント
    (海外の高電圧)
  • 変圧器へ
    電気が”入る”
  • ダウントランス
    (100Vへ下げる)
  • 変圧器から
    電気が”出る”
  • 日本の電化製品
    (100V)
例えば入力プラグがCタイプ、出力プラグがAタイプと記載されている変圧器の場合、壁のコンセントに差す側=入力プラグの形状がCタイプ、変圧器に差し込む側=出力プラグの形状がAタイプとなります。

電化製品の電源仕様について

変圧器を選ぶために電化製品の電源仕様については、多くの場合、電化製品の取扱説明書に記載されていたり、下の図のような表示が電化製品本体に付けられたりしているので、こちらでご確認いただけるかと思います。
変圧器をお選びさせていただくにあたって必要な情報は、下記の3点です。

■ V(ボルト/Volt)

電圧(電気を押し出す力)を表す単位です。右の図の場合では、230Vの電圧に対応と読み取れます。VA(ボルトアンペア/Volt Ampere)という単位で記載されている場合もあります。

■W(ワット/watt)

消費電力を表す単位です。有効電力(実際に消費される電気エネルギー)とも呼ばれます。右の図の場合では、消費電力は260Wと読み取れます。

■Hz(ヘルツ/Hertz)

周波数を表す単位です。商用電源周波数には、50Hzと60Hzがあります。右の図の場合は、50Hzと60Hzの両方に対応していると読み取れます。
もし、どこにも電源仕様が記載されていないという場合はお手数ではございますが、販売店や製造メーカーまでご確認くださいませ。

電源周波数の変換について

変圧器で電圧を変えることはできますが、変圧器の構造上、電源周波数を変えることはできません。あくまで、電源電圧(V/ボルト)を変えるための器具となります。
電源周波数(Hz/ヘルツ)とは、1秒の間に何回電気が振動するかの数値を表したものです。モーターの回転数やトルクは、この電源周波数を基準にしていますので、異なる周波数で動作させた場合、性能が変化したり、負荷がかかって故障の原因となる場合があります。特に、電子レンジや照明器具の場合は、特定の電源周波数専用に設計されていますので、電源周波数が異なると、ご使用いただけません。

変圧器の選び方(海外で日本の電化製品を使う場合)

海外で日本国内で市販されている電化製品(100V仕様)をお使いいただくには、ダウントランスが必要です。
ダウントランスは、海外のおおよその電圧に合わせて、120V→100V、220V→100V、240V→100Vの3種類に分かれています。さらに、それぞれの変圧器には電力容量(W=ワット数またはVA=ボルトアンペア)があり、その電力容量を超える消費電力の電化製品には、ご使用いただくことはできません。

■ポイント1 入力電圧の確認

まず、海外でご使用になる日本製の電気機器の入力電圧をご確認ください。 対応電圧(入力電圧)は、主に電化製品本体の定格表示シールや、取扱説明書の仕様欄に記載されています。定格表示シールでの代表的な記載例は、下記の3種類があります。
例1:INPUT:100Vと記載されている場合 例1:INPUT:100Vと記載されている場合
渡航先の電圧に合わせた変圧器(※ダウントランス)が必要です。
例2:INPUT:100-120Vと記載されている場合 例2:INPUT:100-120Vと記載されている場合
アメリカなど120Vまでの電圧には対応します。
それ以上の電圧(220/240/250V)を使用している国ではダウントランスが必要です。
例3:INPUT:100-240Vと記載されている場合 例3:INPUT:100-240Vと記載されている場合
変圧器なしで、ほぼ世界中でご使用いただけます。
※ただし、ノートパソコンや充電器などのACアダプターを使用する電化製品では、ACアダプターから先の電源ケーブルが日本仕様のため125Vまでしか対応していない場合があります。その場合は、高電圧対応電源ケーブルをご使用ください。

■ポイント2 お使いになる国の電気事情を確認

ご使用になる国の電圧と電源プラグのタイプをご確認ください。
なお、ご渡航先の国・地域によっては、同地域によっても電気事情が異なる場合があり、その実情を完璧に把握することは出来ません。可能であれば、現地の方に電源電圧とプラグの形状をお伺いすることのが最も確実な方法なのですが、それが難しい場合には、弊社にて編纂いたしました海外電気事情一覧ページをご参照ください。

※地域によっては、記載内容と異なる場合も想定されます。
  記載内容と現地の電気事情が異なる場合も当方では責任を負いかねますので、予めご了承下さい。

■ポイント3 消費電力を確認

最後に、海外でご使用になる日本製の電化製品の消費電力(W=ワット数またはVA=ボルトアンペア)をご確認ください。
消費電力も入力電圧と同じように、機器本体の定格表示シールや説明書の製品仕様欄に記載されています。

次に、その容量以上の変圧器をお選びください。
モーターを使用しない電化製品の場合は、変圧器の電力容量の80%(消費電力×1.2でも計算できます)を目安に、モーターを使用する電化製品の場合は、モーター使用の機器類は起動電流が高いため、変圧器の電力容量の30%(消費電力×3でも計算できます)を目安として、使用する電化製品の消費電力が、上記の目安とする電力容量を超えない範囲でご使用ください。

■ご使用を推奨できない電化製品

次の電気製品は、変圧器を用いての海外でのご使用はおすすめできません。
  • ・ドライヤー、掃除機、洗濯機、冷蔵庫などの、モーターを使用する電化製品
  • ・電子レンジ、アイロン、電気調理機器などの、消費電力が非常に高い電化製品

これらをどうしても使いたいという場合、例えばドライヤーや洗濯機などのモーターを使用しているものですと、定格消費電力の約3倍という大容量の変圧器が必要となりますので、仮に元の消費電力が1000Wとすると、3000Wもの大きさの変圧器が必要となってしまいます。また、電子レンジなどはもともとの消費電力が非常に高いわけですから、いずれも大容量の変圧器が必要となります。

大容量の変圧器は、重量も重く、費用も海外向けモデルを購入されるよりかえって高額になる場合がございますので、コウベサコム・海外電気CLUBでは、海外対応モデルのご購入をお勧めしております。

変圧器の選び方(日本で海外の電化製品を使う場合)

日本国内で海外の電化製品(120V〜仕様)をお使いいただくには、アップトランスが必要です。アップトランスは、海外のおおよその電圧に合わせて、100V→120V、100V→220V、100V→240Vの3種類に分かれています。さらに、それぞれの変圧器には電力容量(W=ワット数またはVA=ボルトアンペア)があり、その電力容量を超える消費電力の電化製品には、ご使用いただくことはできません。

■ポイント1 入力電圧の確認

まず、ご使用されたい海外の電化製品の入力電圧をご確認ください。入力電圧は、主に機器本体の定格表示シールや説明書の製品仕様欄に記載されています。おおまかに、アメリカやカナダなどの120V、中国やヨーロッパなどの220V、イギリスやオーストラリアなどの240Vがあります。

■ポイント2 電源周波数の確認

<重要>変圧器では電源周波数は変換はできません! 日本国内では、関東(50Hz)と関西(60Hz)では電源周波数が異なっています。そのため、国内で販売されている電化製品のほとんどどは50Hz/60Hz共用の仕様となっておりますが、海外では50Hzのみ、あるいは60Hzのみであることが一般的であり、電化製品もどちらか一方の電源周波数にしか対応していない場合があります。 仮に220V/50Hz仕様の海外の電化製品を日本国内で使用する場合、電源電圧はアップトランスを用いて220Vへ昇圧することは可能ですが、変圧器はその構造上、電源周波数を変更することができません。そのため、50Hz仕様の製品を関西以西(60Hz)の地域でご使用いただくことはできません。 50Hz/60Hz地域の境界線は、下記の電源周波数マップをご参照ください。
富士川・糸魚川以西:60Hz地域 富士川・糸魚川以西東:50Hz地域

■ポイント3 消費電力の確認

消費電力も入力電圧と同じように、機器本体の定格表示シールや説明書の製品仕様欄に記載されています。次に、その容量以上の変圧器をお選びください。 モーターを使用しない電化製品の場合は、変圧器の電力容量の80%(消費電力×1.2でも計算できます)を目安に、モーターを使用する電化製品の場合は、モーター使用の機器類は起動電流が高いため、変圧器の電力容量の30%(消費電力×3でも計算できます)を目安として、使用する電化製品の消費電力が、上記の目安とする電力容量を超えない範囲でご使用ください。

■ポイント4 電源プラグ形状の確認

ご使用になる電化製品の電源プラグが、変圧器の出力プラグ形状に対応しているかをご確認ください。例えば、出力プラグ形状がCタイプのアップトランスの場合、イギリスの電化製品(電源プラグがBFタイプ)をそのまま使うことができません。一旦、Cタイプに変換するための変換アダプターが必要になります。

電化製品別消費電力目安

※下記の表は、あくまで目安としてご使用ください。
※★印が記入されている商品にモーターが使用されています。
商品名 ワット数 商品名 ワット数
電気カミソリ 10W ★ジューサーミキサー 300W
トランジスターラジオ 10W ★冷蔵庫 300W
コンタクト煮沸器 20W ★洗濯機 300W
テープレコーダー 30W ジャーポット 900W
パーソナルコンピュータ 70W ジャー炊飯器 1000W
ビデオテープレコーダー 50W ホットプレート 1300W
ミニコンポ 100W ★衣類乾燥機 1400W
アイロン 1200W 電子レンジ 1500W

変圧器アドバイス・サービスのご案内

多くのお客様から、変圧器の選び方がわからないとのお問い合わせをいただきました。
実際、種類もサイズも値段もいろいろあって迷いますよね?

そこで、海外電気CLUBではサポートダイヤルとeメールにて、変圧器選びの無料アドバイス・サービスを開始いたしました。
  • ・使いたい電化製品の種類
  • ・使いたい電化製品の電源仕様(V/ボルト、Hz/ヘルツ、W/ワット)
  • ・使う国・地域
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